アルカサル城

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イントロ

世界の名城の一つに選ばれ、おとぎ話に出てくるお城のモデルにもなったアルカサル城。スペイン史の中で重要なお城の一つです。トラスタマラ朝、ブルボン王朝と、多くの王に愛された城です。 歴史は古く、紀元前にはケルト民族の城があった場所です。 セゴビア市の北端に位置し丁度岬の砦のような立地と2つの川に挟まれた格好の場所に聳えるアルカサル城は中世の時を超え、街を美しく飾る歴史遺跡となっています。

美術・装飾

アルカサル城は外観からよく船に例えられます。街の最北端の岬、エレスマ川とクラモレス川の合流地点の花崗岩の上に建てられた城はオレンジの船体に青いマストを立てた軍艦のようです。    庭園内にはスペイン独立戦争(日本では半島戦争・スペイン反乱とも呼ばれるナポレオン率いるフランス軍との戦いです。)の英雄「ダオイスとベラルデ」の彫像があります。セゴビア生まれのアニセント・マリナスの作品で1910年アルフォンソ13世により初披露されました。  この記念碑の左側には当時、砲兵アカデミーがありました。 城は岬の先頭に位置します。

環境・歴史

城の両側は大変美しい眺めが楽しめます。クラモレス川側は旧ユダヤ人墓地、エレスマ川にはサマラマラ村とテンプラー騎士団の居処であったベラ・クルス教会を見ることができます。    この城の歴史は古代ケルト時代まで遡ることができます。カトリックの支配となる11世紀以前はイスラム教徒とユダヤ教徒が、さらに以前はケルト人が入植していたようです。先史以前の遺跡もでる古い土地で、アルカサル城は古代ケルト人の城の跡を利用して建てられました。  

その立地条件の良さが歴代のカスティジャ王に気に入られ代々の居城となりました。 ゴシックスタイルに建て直されたのはエンリケ4世とホアン2世の時代です。  アルカサル城にとって15世紀は特に華やかな時代でした。1472年カトリック女王として知られるイザベルがスペイン王として戴冠し、セゴビアはスペインの中心地になりました。  1762年にはカルロス3世が場内に砲兵アカデミーを設置。現在、アルカサル城に展示されている博物館の由来です。ちなみに現在も砲兵アカデミーがセゴビアにあります。

歴代の王とアルカサル

アルカサル城は1862年の大火事で大半が焼け落ちるという悲劇に見舞われましたが、その後のアルフォンソ13世により1882年、建て直しが命じられ現在の姿に至ります。 城の塔にはそれぞれ特徴があります。北の塔はアルフォンソ10世の塔と呼ばれています。アルフォンソ10世は「エル・サビオ」つまり知恵の人と言う別名を持つ王で天文学を収めた王です。また最長の塔は80メートル。この塔はセゴビアの有名な壁装飾が施され、ホアン2世の塔と呼ばれています。他に12の塔が同じように美しい壁装飾を施されています。  塔の先端はその狭さと寒さから牢として使われたこともあります。特に貴族の牢として使われ、有名な囚人にドン・アルバロ・デ・ラ・ルナやドン・トルクワトなどがいます。 来城客はホアン2世の塔の先端まで上ることができます。狭い螺旋階段は上り詰めるのが困難ですが、その見晴らしは素晴らしく、聖マルコス地区、サマラマラ村、大聖堂と街を一望できます。 アルカサル城内には、コンサートなどのイベントの開かれる鎧の広間、時計の間、そして砲兵アカデミー、カステージャ王の宮殿、ガレー船の間、アヒメセスの広間、王の間、ムデハル様式の間、接見の間、女王の部屋、礼拝所などを見学でき、16世紀の前半世紀の作家ビアナ・デ・セガの祭壇画やサンティアゴ・ポストルの作品などを見ることができます。そして幾何学模様で飾られた天井装飾の王の間では、アストーリア王国、レオン王国、カスティージョ王国の歴代の王と女王ドン・ペラージョからホアナ女王までの肖像画を見ることができます。

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